埼玉で太陽光発電システムを導入・設置したい人のための基礎知識
これから太陽光発電システムを導入・設置するにあたって、太陽光発電システムはどのような装置がどのように関わっているのか、その仕組みを簡単にまとめてみました。
太陽光発電の仕組み
ソーラーパネルのことを太陽電池モジュールと呼びます。太陽光発電システムでは、このモジュールが太陽の光エネルギーを取り入れて、それを電気エネルギーに変換することで発電ができるようになります。
太陽光発電システムはソーラーパネルだけを指すのではなく、その他にもさまざまな機器をまとめた総称のことです。
なぜかというと、パネルで太陽の光エネルギーを集めただけでは家庭で電気として使用できないからです。それは、太陽電池で作り出された電気は直流であり、家庭用の電気の交流とは異なるからです。つまり、電気を直流から交流に変換する必要があるんですね。
では光エネルギーはどのように家庭用の電気になるのでしょうか。
まず太陽電池モジュールによって生まれた電力はパワーコンディショナという機械に移ります。
先ほどお伝えした直流から交流に変換する装置がこのパワーコンディショナです。ここで交流に変換されたあと、それぞれの部屋に電気を分ける役割を担っている分電盤という装置を経由して各部屋のコンセントへと電気が運ばれます。
また、太陽光発電システムではどの程度の電力が作られているのかを、発電モニタで確かめることができます。
発電モニタではどのくらい発電しているのか、どのくらい電気を消費しているのか、電気をどのくらい売買できているのかという状況をリアルタイムで確認することができます。
パネルの寿命
太陽光パネルの寿命はおおよそ20~40年と言われています。
国税局は太陽光発電の法定耐用年数を17年と定めていますが、実際にはほとんどのソーラーパネルが最低でも20年以上は稼働できると言われています。
ただし、寿命ももちろん大切なのですが、年月が経つにつれて出力が落ちてきてしまうことも考えておかなければなりません。
太陽電池は屋外で雨風にさらされ、場合によっては飛来物との接触で傷がついたり破損したりすることもあります。
また、太陽電池モジュールとその他の機器を繋ぐケーブルも、時間とともに少しずつ劣化することが考えられます。
それらが積み重なっていくと、当然のことながら出力が低下していきます。つまり、発電できる電気の量が減っていくということです。出力の低下に関しては自分ではわかりにくく、専門家によって見てもらわなければ把握することが難しいことが多いです。